赤ちゃんの肌をつるつるにしよう!

今日は赤ちゃんのスキンケアについてお話したいと思います。
まず、なぜ赤ちゃんはスキンケアが大事なのか?赤ちゃんは元々肌はつるつるのはずだからスキンケアなんて必要ないんじゃないか?と思う方もいらっしゃると思います。
しかし、赤ちゃんにも乳児湿疹といわれる湿疹がでることもあります。

この湿疹が食物アレルギーの一番の原因だといわれています!

将来的な食物アレルギーを予防するためには赤ちゃんの肌をつるつるにしておくことが大切なのです。

 

 

でも・・・アレルギーと肌をつるつるにしておくことがなぜ関係あるのか?

 

それは!
正常の皮膚には余計な免疫反応を起こさない機能が備わっています。
正常な皮膚はバリア機能があるので食べ物が触れても食べ物の成分はたくさんは入ってきません。
しかし、皮膚があれていると、皮膚のバリア機能が低下してしまうのでアレルギーの原因物質であるたんぱく質が入ってきてしまい、アレルギー反応を起こしてしまうのです。

なので、食物アレルギーを予防するためには皮膚をつるつるにしておくことがとても大切であります!
特に口のまわりの湿疹は、要注意です。口のまわりが荒れていると、そこから未消化のタンパク質が入ってしまうので口の周りのあれはしっかりなおしておきましょう。

では、どのように皮膚をつるつるにケアしてあげたらいいのか?
まずお風呂での洗い方が大切です。お風呂で、お湯だけで体を洗ったりしていませんか?お湯だけだと肌によいような感じもしますが、皮膚の雑菌やよごれが十分に落ちないので石鹸を使いましょう。
また、スポンジや目の粗いタオルで洗っていませんか?そのようなものでごしごしあらうと皮膚を傷つけてしまうのでよくないです。

また石鹸を泡立てずに体に直接つけていませんか?石鹸は十分に泡立てて、やさしく洗いましょう。
一番よいのは、石鹸をよく泡立てて、素手であらってあげましょう。そうすることで適度な力で洗うことができますし、日々のお子様の皮膚の状態を手で感じることができます。
湿疹や赤みがある場合もその部分を避けずにやさしく洗ってあげてください。
石鹸はホイップクリーム状になるまで泡立てましょう。
泡立てネットを使ってもいいですし、ペットボトルに石鹸と水を入れてお子さんにシャカシャカしてもらうと楽しくできそうですね。

また入浴後はできるだけ保湿剤を塗りましょう。少量を薄くぬるのではなく少し多いなぁと感じる程度の量をぬりましょう。
当院では生まれた赤ちゃんにヒルドイドを処方して、アレルギー予防のために、新生児期から皮膚をつるつるにしています。
当院には2名のアレルギー専門医がいますのでお子さんのアレルギーが心配な方、皮膚があれてるなぁと心配されている方はぜひ一度当院の小児科を受診してみてください。

 

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